認定校は安泰ですか?

こんにちは!
サロンブランディングコンサルタントの東樹です。

お稽古サロン開校を目指して、フラワーアレンジやポーセラーツ、グルーデコなどのディプロマ取得を目指している方が多いと思います。
中には、通っているスクールや協会の「認定校」になろうと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

お稽古サロンを開く時に、今通っているスクールの「認定校」になるかどうか?
は皆さん、悩みどころだと思います。

私の意見を書きますと、認定校になってもならなくても、その後の活動にはそれほど大きな影響を及ぼさないと思っています。

認定校になるメリット、デメリットをよく検討して、自分の活動に有利に働くようであれば認定校になれば良いし、それほどメリットを感じなければなる必要はありません。

認定校になると、所属している協会で自分の教室をPRしてもらえる、運営のノウハウを教えてくれる、協会主催のイベントや講習会、展示会などに参加したり出展させてもらえるなどのメリットがあります。一から教室を開く場合、これらのサポートがあると心強いですよね!

一方、協会費を払う必要がある、規約などで活動を制限される可能性がある、中には、材料を協会経由で購入しなければならないなど、色々と制約があるのがデメリットです。

最近は、「協会ビジネス」と揶揄されることもありますが、協会ビジネスを一言で定義すると、「生徒を先生に育て、その先生をサポートする”仕組み”を提供し、個人レベルの講座ビジネスを組織化する形の簡易的なフランチャイズビジネス」となります。
協会ばかりが儲ける仕組みになっていないか?認定校に対してのサポートや利益還元はしっかりとされているのか、ぜひ冷静に比較検討してみて下さい。

一番問題なのは、「認定校であること」に安心しきってしまうこと。
「認定校になれば安泰」「認定校になれば生徒さんが来てくれる」と思ってしまったら危険です。

例えば、都内にある人気スクールの認定校になったとします。あなたの教室が都心ではなくて、郊外や地方にあるのならば、認定校になるメリットは大きいと思います。「東京で人気のあのスクールの認定校が〇〇県に出来たのなら、ぜひ行きたい!」「なかなか東京に通うのは難しいけれど、近くに出来たのなら通える!」と思う人がいるからです。でも、あなたの教室が同じ都内にあるのなら…大半の人は本家本物に通いたいと思うはずですよね?

認定校になった場合は、そのことにあぐらをかくことなく、本家のスクールにはないメリット、オリジナリティを打ち出す必要があります。

認定校になるにしても、ならないにしても、「自分だけの魅力」を元にブランディングを行い、「自分ブランド」を確立する必要があるのは変わりありません。